あおと、みどりと

Is the earth crying?

オーガニック・豆知識

有機JASの新しい仲間「有機藻類」

2022年1月から新しく『有機藻類』(ゆうきそうるい)の認証が始まりました。 それぞれ細かな規定が定められているようです。 目次: 有機藻類の対象 有機JASの「有機スプラウト」の栽培基準 《まめ知識スプラウトの種類》 有機藻類の対象 海水・汽水…

MSC認証・ASC認証

水産物には「有機JASマーク」がついているものはありません(今の時点では)。なぜかいうと、有機JAS認証は 「ほ場」(田や畑など農地)を対象にしているからです。 見た目でだけで安心・安全なお魚を選ぶのはなかなか難しいですが、何か目印になるも…

エコチル調査

2010年に環境省が始めた国家プロジェクトに、『エコチル調査』というものがあります。 ❝エコチル❞は「エコロジー」と「チルドレン」を合わせたもので、正式名称は「子どもの健康と環境に関する全国調査」。 赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるときか…

オーガニックの背景にあるもの⑤マイクロプラスチック

目次: マイクロプラスチックとは? マイクロビーズとは? マイクロプラスチックはPOPsを運ぶ? マイクロプラスチックとは? 直径5mm以下の粒になったプラスチックで、廃棄されたペットボトルやストローなどが海洋で紫外線や風雨、波などで劣化したも…

オーガニックの背景にあるもの④食物連鎖と生物濃縮

生物濃縮とは? どのように哺乳類の体内に高濃度のPOPs(残留性有機汚染物質)が蓄積されていくのでしょうか? 「生物濃縮」は生体内蓄積とも言われます。 生物濃縮… ある種の化学物質が食物連鎖を経て生物体内に濃縮されていく現象。 生き物の間には「…

オーガニックの背景にあるもの③POPsと環境ホルモン

健康や環境に悪い影響を与えるものを「有害化学物質」といいます。 その中でも、特に有害なものがPOPs(健康被害を与える)と、環境ホルモン(染色体異常や奇形の原因となる)とされます。 次の3つの性質を持つものを、 POPs(Persistent Organic Po…

オーガニックの背景にあるもの②北極の生き物

北極圏に生息するホッキョクグマ、アザラシなど野生生物たちにも異変があらわれているようです。免疫力の低下や、雄雌同体の個体や奇形児が生まれたり、甲状腺ホルモン異常が見られるなど…。 1998年に、雄雌同体という奇形を持ったホッキョクグマが発見…

オーガニックの背景にあるもの①/「沈黙の春」という本

農薬が、人間の健康に甚大な被害を与えることを最初に警告したのは、1962年に出版されたレイチェル・カーソン女史(米国)の『サイレント・スプリング(邦題:沈黙の春)』です。 農薬の危険性に警鐘を鳴らした初めての書物です。 私には少し難しく、し…

オーガニックって何だろう?有機JASのポイント8

オーガニック(有機)食品は、どのように作られているのでしょうか? 「残留農薬」は栽培中に作物に撒(ま)く農薬だけでなく、土の中に残っていたり、風や水にのって汚染したり、管理する場所にも汚染の危険性があります。(長靴に農薬が付いていたなど…) …

「有機加工食品」って何だろう?

有機加工食品のポイントをまとめてみました。 目次: 【有機加工食品のポイント6】 ①原材料は95%以上が有機農産物・有機畜産物・有機加工食品である ②化学的に合成された食品添加物や薬剤の使用は極力避ける ③遺伝子組換え技術を使用しない ④製造工程か…

有機畜産物とは?

有機畜産ってどんなもの? 有機畜産の原則は「環境保全」と「動物福祉」です。 目次: 有機畜産ってどんなもの? 【環境保全】 【動物福祉】 【環境保全】 有機飼料を主として育てることが基本 有機飼料は有機農産物を原材料にしている 有機飼料や牧草の作り…

「オーガニック」商品を簡単に見分ける方法

オーガニックの食品を見分けるのは、意外と簡単です。 「有機JASマーク」の付いている商品を、選ぶだけです。 ⇧ 有機JASマーク そして、マークの下に必ず!「認証機関名」が書いてあるものです。商品によって、認証機関名はかわります。 ちなみに、こ…

「オーガニック」って何だろう? 言葉の意味

食べ物のことを考えているうちに、「オーガニック」って実際はどんなことなんだろう?と気になり、調べてみることにしました。 「オーガニック」の意味は? 「オーガニック」という言葉は、ギリシャ語の「organ」から派生*(はせい)した言葉で「内臓・器官…