「有機」北里八雲牛とは?
2009年に日本で初めて「有機JAS畜産」の認証を取得した肉用牛。
北里大学八雲牧場(北里大学獣医学部付属フィールドサイエンスセンター八雲牧場)で飼育されているようです。
北里八雲牛は、2種類
✅『北里八雲牛』
生産者:北里大学八雲牧場(北海道)、北里八雲牛生産組合(北海道)
✅『有機北里八雲牛』
有機畜産JAS認証を取得した「有機」北里八雲牛。
生産者:北里大学八雲牧場(北海道)
特長
- 八雲町産100%の国産飼料。
- 子牛の繁殖から肥育まで、八雲町で一貫肥育。
- 5月~11月ごろまでは放牧場で好きな時に好きなだけ牧草(クローバーなど)を食べて育つ。クローバーはマメ科で栄養豊富。
- 2010年、北里大学八雲牧場は肉用牛として初めて「放牧畜産基準認証」を取得。
- 「フードアクションニッニッポンアワード2010」研究開発・新技術部門において優秀賞を受賞。
- 八雲牧場のノウハウを、他の牧場で導入する動きも活発化。
購入方法
この牧場は「環境保全型 畜産研究・実践牧場」で、敷地内に許可なく入場することは禁じられて、ここでの販売は行ってないようです。
✅「ふるさと納税」で
北海道八雲町の「ふるさと納税」お礼品にあります。
✅通販で
・東都生協
・ふるさと納税
・株式会社小島商店
・北里ライフサービス株式会社
(カレー・シチュ・ハンバーグ)
・ビオ・マルシェ
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【おまけ知識】
有機畜産・4つのポイント
- 飼料は主に有機の飼料を与える。(有機畜産では15%まで非有機飼料を給与できるが北里大学八雲牧場では100%自給有機飼料を給与)
- 野外への放牧など、ストレスを与えずに飼育する。
- 抗生物質などを病気の予防目的で使用しない。(治療で使用した場合は通常の2倍の休薬期間)
- 受精卵移植技術を使用しない。
有機畜産とは、3年間、農薬や化学肥料を一切使わない草地で栽培された飼料を食べる家畜を定められた方法で生産すること。
出荷・と畜・保管などの工程が全て有機でない一般の牛と分離されている。
現在の輸入穀物多給の肉牛生産方式では、この有機畜産の基準を満たすのは非常に困難だが、1994年から取り組んできた北里八雲牛のノウハウが活かされ、この「有機JAS畜産」をクリア。
有機畜産はヨーロッパで生まれの考え方。
元来草食動物である牛は草で育ち、その排せつ物から堆肥を作って牧草地に還元することで無駄のない「資源の循環」が成立する。草だけで丸々と太る。