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生協の宅配「パルシステム」では、農薬などに配慮した野菜や果物を買うことができます。
その目印として、「コア・フード」と「エコ・チャレンジ」マークが付いています。
この2つは何が違うのか?調べてみました。
「コア・フード」
☝「コア・フード」と「有機JAS」マーク
「コア・フード」はパルシステムのトップブランド。さらに「有機JAS」マークが付いているものは〝オーガニック〟であるということです。
有機JAS認証を取得した農産物で、化学合成農薬・化学肥料を使わずに(※)栽培されたもの。(※有機JAS認証での使用可能資源を除く)
パルシステムは、農薬や化学肥料に頼らない農業に取り組んで30年以上。
とくに有機栽培では、日本全国の有機JAS認証産地のうち約1割がパルシステムの産地です。(現在日本の有機JAS認証産地は、全農地の約0.2%と言われています)
「エコ・チャレンジ」
☝「エコ・チャレンジ」マーク
「エコ・チャレンジ」は、パルシルテムの独自基準。化学合成農薬、化学肥料を各都道府県の慣行栽培(※)基準の2分の1以下に削減。
加えて、パルシステムの「削減目標農薬」の不使用を原則とします。(青果は除草剤・土壌くん蒸剤不使用)
慣行栽培(かんこうさいばい)とは、一般的な農薬や化学肥料を用いて栽培する方法のことです。
どちらの表示もないものは?
パルシステムの産直産地で生産された農産物。
「産直協定書」を取り交わし、誰が作ったのかだけでなく使用する予定の農薬‣肥料、出荷基準まで確認しています。
栽培基準の比較
有機栽培、エコ・チャレンジ、慣行栽培での化学肥料や農薬の使用回数などを比較してみます。
【化学肥料の使用量(窒素成分量kg/10a)】
- 有機栽培(コア・フード)…0
- エコ・チャレンジ …6
- 慣行栽培(例:とある県の場合)…13
【化学合成農薬の使用成分回数(回)】
- 有機栽培(コア・フード)…0
- エコ・チャレンジ…6
- 慣行栽培(ある県のある野菜の場合)…8
農作物を育てるには、大変な労力と手間がかかります。農家の方々には本当に感謝です。