静岡県 井川地区。最近〝オクシズ〟と呼ばれ、注目されている場所です。
目次:
焼畑
オクシズの中で、最も在来作物が多く残っているのが葵区井川地区。栽培方法も、山林を焼き、その灰を肥料にする「焼畑農法」を用いています。
在来品種
オクシズには、珍しい「在来品種」が120種類ほど伝わっていて、その半分が井川産です。
小さな畑が山々に囲まれて、他の地域との交流が少なかったためと考えられます。
〝在来種〟とは?
ある地域に古くから存在する生物種やその系統。昔のまま品種改良を逃れ、この土地に根づいた作物。
例えばどんな在来品種があるかというと…(ほんの一部です)
そば
何百年と種つぎされてきた在来そば。小粒だが味は濃い。
井川おらんど
オランダから伝わったと言われる井川在来のじゃがいも。煮崩れしにくく、おでんに入れるとおいしいので「おでんいも」とも呼ばれる。
井川地這いきゅうり
水筒代わりにしたというほど水分が多い。
井川なす
消滅の危機にあった大きなナス。
コウボウキビ
弘法大師(空海)から授かったという言い伝えがある。肥料が無くても育つほど強いとされ、逆に肥料がある所だとあまり育たないともいわれる。
井川ニラ
古事記にも記されている古い野菜。生で食べられるほど甘みが強い。
在来食物と、焼き畑を体験できるツアーもあるようです。
(株)そふと研究室 旅行センター