あおと、みどりと

Is the earth crying?

無印良品が“さらに”変わった?!【2023春夏】① 天然繊維

 

地球に、みんなに、やさしい素材

〈無印良品〉の店舗で、素敵な冊子を頂いてきました。

2023年・春夏。

さらに変わった?!気になる内容をチェックしてみます。

 

目次:

 

〈無印良品〉が注目する、3種類の天然繊維

創業時から「人と自然とモノの望ましい関係と心豊かな人間社会」を目指してきた〈無印良品〉。

原料生産の段階で、地球温暖化抑制や環境への配慮で貢献できる仕組みの整備や、見過ごされてきた天然素材への見直しを進めています。

その3本柱が「ヘンプ」「カポック」「オーガニックコットン」。それぞれの特長をみてみます。

 

【カポック

東南アジアに自生する高木で、軽量で繊維がしなやか。

重さはコットンの約8分の1で、世界最軽量の天然繊維といわれている。

少ない肥料や水で栽培でき、収穫の際に幹を伐採する必要がないため、環境負荷も小さい。撥水性にも優れ、古くから救命胴衣やソファなどの詰め物として利用されてきた。

無印良品では、2019年から一部のクッションの詰め物に使用開始。2023年からは全店舗で展開。

 

【ヘンプ 

この春夏から本格的に加わったヘンプ素材。リネンと同じ麻の一種で、世界最古の栽培植物といわれている。日本でも古くから下駄の鼻緒などに使われてきた。

生育が早く、少ない水や肥料で育ち、環境への負荷が少ない。病害虫に強く、農薬がほとんど必要ない。

また通気性・速乾性に優れ、さらっと涼やかな着心地。体の線を拾いにくく、幅広い年代におすすめ。リネンの代替素材として注目されている。

 

【オーガニックコットン

農薬や化学肥料を3年以上使用していない土地で栽培される綿。

コットンは、工業化以前は手で摘まれていたが、効率的に収穫するために薬品を散布して葉を落とし、機械で収穫する方法がとられるように。また、病害虫から綿花を守るため、多くの農薬や化学肥料が使われる。

オーガニックコットンは、農薬散布がされず雑草の合間で育ち、人の手で摘み取られる、生産者と地球環境を守る有機素材。

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無印良品の「種まき活動」

オーガニックコットンの栽培を支援する取り組み。

無印良品でTシャツを1枚購入すると、NPOを通じてオーガニックコットンの種2粒を寄付できるというもの。オーガニックコットンは、手間と時間のかかる栽培方法のため、その生産量はのコットン全体の1%未満。

持続可能な社会のために、種を蒔き、育て、増やすことにも力を注いでいる。