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遺伝子組換え作物(GMO)③「どう選ぶ??」

 

目次:

 

日本は「大豆」「とうもろこし」「綿」「菜種」などの大半を輸入に依存していて、世界でもトップレベルの遺伝子組換えの❝消費大国❞といわれているそうです。

 

【遺伝子組換え作物のメリット】
  • 病気や害虫に強い作物になる
  • 農薬(除草剤)に、強い(枯れない)作物になる
  • 以上のことにより、収穫量が増える……など
【遺伝子組換え作物のデメリット】
  • もともと自然界になかったものを生み出すので、生態系を壊す可能性がある
  • 遺伝子組換え作物の花粉が飛び、そうでない作物の畑にも遺伝子汚染が起きてしまう
  • 健康被害につながる可能性がある……など

 

 

自分が信頼できる商品を選ぶ

想像以上に、たくさんの食品に使われている遺伝子組換え作物(GMO)。普段の買い物では、どのように見分ければ良いのでしょう??

今のところ、個人的に使っている方法は、次の5つです。

1.オーガニック商品を選ぶ

2.国産を選ぶ

3.イオンのお肉を選ぶ

4.オイシックスを利用する

5.生協の宅配を利用する

 

 

1.オーガニックの商品を選ぶ

見分け方は簡単で「有機JASマーク」の付いた商品(オーガニック)のものを選ぶだけです。このマークの付いた商品は、種や苗・肥料において遺伝子組換え技術・ゲノム編集の利用は禁止されています。

aoto-midorito.com

 

⇩ オーガニックの醤油

⇩ オーガニックのめんつゆ

⇩ オーガニックの豆乳

 

 

2.「国産」だと安心?

現在日本では、食用を目的とした遺伝子組換え作物の商業栽培は無いので、「国産=遺伝子組換え作物ではない」ということになるようです。

aoto-midorito.com

⇩ 国産大豆100%の納豆

 

 

3.イオンで表示のあるお肉を選ぶ

イオンには、飼料に配慮したお肉があります。

 

「グリーンアイnatural タスマニアビーフ」

  • 遺伝子組換え飼料・成長ホルモン剤・抗生物質・肉骨粉を使わず育てている「安心・安全」こだわった牛肉。お値段もお手頃です。※感染症予防のためワクチンは投与。

❝SQF認証❞マークが付いている

  • 国際認証規格であるSQF認証を農場・加工場にて取得。第三者機関による審査・認証・監査が義務付けられています。

⇩SQF認証マーク(SAFE QUALITY FOOD)

 

⇩ グリーンアイnatural タスマニアビーフ

 

 

「グリーンアイnatural ナチュラルポーク」

豚では難しいとされていた、抗生物質*¹・合成抗菌剤・成長ホルモン剤*²を使わず育てられた国産豚肉。飼料は遺伝子組換えのものと分別管理*³。

*1 感染症予防のためワクチンは投与。

*2 成長ホルモン剤の使用は日本では認められていない。

*3 遺伝子組換えでないとうもろこし、大豆を使用し遺伝子組換えのものの意図しない混入を3%未満にする管理。

 

⇩ グリーンアイnatural ナチュラルポーク

 

 

4.オイシックスは遺伝子組換えを取り扱わない

「オイシックス」(宅配)の対応はどうでしょう?

「国により安全性が確認されているが、まだ新しい技術のため、長期にわたる影響は確認されていない。したがって、遺伝子組換えが行われた生鮮野菜および果物は一切取り扱っていない。また加工食品の「主原料」となる食材については、栽培形態を確認し、遺伝子組換えをしていない食材に限る」

(参考:オイシックスHP)

 

⇩ 「主原料」については、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

aoto-midorito.com

⇩オイシックスから届いた油揚げ 国産大豆100%

 

 

5.生協の宅配パルシステムは 5つのマークで表示

パルシステムでは、遺伝子組換え作物やそれを主原料とした食品は原則取り扱いません。

理由は「長期的な安全性は不透明。生態系への影響や種子企業による種子の独占につながるなどの懸念がある」ため。

2023年4月から、遺伝子組換え対象作物を使用している商品に「5種類のマーク」を表示しています。

(遺伝子組み換え対象作物を使用していない商品および青果・酒には表示しない。原料のなかで水を除き、構成比が5%以上を主原料、5%未満を副原料とする)

 

GMO不使用

  • 主原料および副原料において遺伝子組換え原料を排除し、検査においても不検出の商品

GMOにNO!(食品)

  • 生産・流通・製造段階において遺伝子組換え原料を排除した商品。主原料および副原料いずれかで遺伝子組換えの混入を防ぐため、分別生産流通管理*している商品(ただし、主原料が不分別の場合は不分別)

GMOにNO!(飼料)

  • 牛乳、鶏卵、鶏肉等の飼料において遺伝子組換え作物の混入を防ぐため分別生産流通管理している商品(飼料の分別生産流通管理は、とうもろこしが対象)

GMO副不分別

  • 原料の中で水を除く、構成比が5%以上のものは対象外の原料を使用しているが、5%未満の原料に不分別の原料が使われている

GMO不分別

  • 原料の中で水を除く、構成比が5%以上のものに、不分別の原料が使われている

 

*分別生産流通管理とは

遺伝子組換え農産物と非遺伝子組換え農産物を、生産・流通・加工の各段階で善良なる管理者の注意をもって分別管理し、それが書類によって証明されていること。

 

完ぺきを目指すと、かなかな大変かもしれません。

❝できるところから❞でいいのかな、と思いました。