香川県高松市。讃岐うどんが有名です。
ここでは破棄することになってしまったうどんは、なんと!電気に生まれ変わるそうです。
メタン発酵発電プラント
このプラントでは1日およそ300kwの電気が作られます。
もともとは、うどん工場で一日4トンも廃棄うどんが出で、❝もったいない❞ということから始まったそうです。
うどんなどの食品廃棄物をメタン発酵槽で発酵させると、メタンガスが発生します。このメタンガスを燃やすことで発電します。
メタンガスは燃やす際、ほとんど二酸化炭素が出ない為、地球温暖化対策にもなるそうです。
さらに、ガスを取った後に出る「のこりかす」は乾燥させ、肥料として利用されます。
この土地で究極の味を求めて開発された、さぬきうどん専用小麦「さぬきの夢」は、この堆肥で作られています。
*高松市では、環境と食品ロスを学ぶ「うどんまるごとエコツアー」というのもあります。
まめ知識🌱
讃岐平野には全国的にも雨量の少ない地域で、昔は水争いが起きたそうです。そのため、この辺りには溜め池がたくさんあります。
溜め池から水を流すときは、お祭りのような賑わい。
上流の農民が優先され、下流に水が流れてくるのは4、5日経ってから。その水で田んぼを満タンにするには2日ほどかかるそうです。