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防腐剤・保存料
よく知られる防腐剤では、パラベンやエチルアルコールが一般的に使用されています。
製品を長持ちさせるために用いられる防腐剤のほとんどは化学物質で、肌の老化を招いたり、アレルギー性湿疹の原因であったりするものが多いので注意が必要です。
合成防腐(保存)剤が通常多く使われるのは、天然の防腐剤より低価格で、効用期間が長いからと言われています。
天然防腐剤(保存)の例:
セージ油、ローズマリーエキス、グレープフルーツ種子抽出物、クマザサエキス、銀、エタノール(穀物などを発酵醸造したもの)など
合成防腐料(保存)の例:
パラベン、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、イミダゾリディニール尿素、など
タール色素
ファンデーションや口紅などの着色料に使われています。(赤色〇号、青色〇号など)主に石油を原料として作られるものです。
香料
合成香料は、主に鉱物油を原料として作られるものです。ムスク(麝香(じゃこう))代替品の人工香料HHCBは環境ホルモンと指摘されます。
天然の香料の例:
ゼラニウム油、ラベンダー油、レモン油、グレープフルーツ油など
環境ホルモンとは?
「外因性内分泌かく乱化学物質」のこと。
有害化学物質の中でも、生殖機能などに異常を引き起こす物質。環境ホルモンの影響は、しばしば汚染を受けた世代の、次の世代に現れることがあります。
この化学物質はPOPsに多く含まれています。
POPsとは?
(残留性有機汚染物質)のこと。
私たちの周りではどんなものに使われているかというと、例えば農薬・殺虫剤・除草剤など。
POPsはなかなか分解されず、水に流れ、風に流され、海や川、土の中に…。それが食物連鎖により生物濃縮されていきます。
溶剤
植物からエキス(精油)を抽出するときに使用するものです。植物から有効成分を抽出したものがエッセンシャルオイル。有効成分を抽出する時には溶剤に漬け込みますが、溶剤には化学合成溶剤と天然由来のエタノールなどがあります。
オーガニックコスメでは、水蒸気蒸留法や圧搾方が主流のようです。
天然溶剤の例:
水、エタノール、グリセリン