あおと、みどりと

Is the earth crying?

ベニシア・エッセイ②/福井県の油団(ゆとん)

 

目次:

 

 

おだやかな心

 

(一部抜粋)

 

長年の人生で気がついたのは

星のひとつひとつ 地球上のひとりひとりに

美しさが宿っているということです

 

それは時間を超えたシンプルなもの

平和の種は常にみんなの内面にあるのです

 

心の奥底の平和を感じられたら 

曇った表情も晴れやかになり 

誰もが輝き始めるでしょう

 

 

 

福井県の油団(ゆとん)

この日の「猫のしっぽ カエルの手」の放送で、ベニシアさんは和紙作りが盛んな福井県の油団(ゆとん)という和紙の敷物を作る職人さんを訪ねていました。江戸時代から伝わる夏の敷物です。熱を温存しないため、ひんやりした感触で夏の昼寝にはとても良いそうです。

 

楮100%の和紙を何枚も張り合わせ、最後に表には越前和紙の鳥の子を貼ります。仕上げにえごま油と、絹ごし豆腐をぬってコーティングするというものです(昔の人の知恵のようです)裏面には強度、防虫効果のため柿渋を霧吹きで吹くそうです。

 

しかも、手入れをしながら上手に使えば100年保てるそうです。凄いですね。

 

ベニシアさんは、この表具店の一室に案内され、初めて見る油団と、淡い緑色の夏障子に感動していました。絹糸で編んだ布が障子のに貼られれいるものです。これも素敵です。